青森県弁護士会犯罪被害者センター委員長であり公益社団法人あおもり被害者支援センター理事を務める弁護士木下晴耕が、令和5年11月16日(木)〜17日(金)に青森市の「ホテルJALシティ青森」で開催された「令和5年度 全国犯罪被害者支援ネットワーク(北海道・東北ブロック) 質の向上研修下半期研修会」において、犯罪被害者支援を行う弁護士の立場から、「支援に関連する法律・制度 少年事件」と題する講義の講師を担当いたしました。
北海道及び東北各県において日夜犯罪被害者支援にあたられている多数の支援員、相談員、支援センター職員等の皆様にご参加いただき、少年事件の特徴、成人の刑事手続との違い、少年事件における犯罪被害者保護の制度等のテーマについて、近時の法改正の解説も盛り込みながら、講義を行いました。
犯罪被害者支援活動を日々行っていれば、加害者が少年である事件の犯罪被害者支援を担当することは、数は多くないものの必ず一定数あります。少年事件は成人の刑事事件とは手続自体が異なっており、成人の刑事事件の犯罪被害者に認められている保護の制度が適用されないこともしばしばあり、戸惑うこともあると思います。そうしたときにこの度の講義のことを思い出して役立てていただければ幸いです。